本屋さんに行くとたくさんの家計管理や投資に関する本を見かけますね!
それらの多くの本で投資信託は初心者にオススメとされています。
私も投資信託について知ることは、投資の基本を知ることだと思っています。
ほったらかし投資とも言われる投資信託っていったい何なのか?、どうして資産が増えるのか?をお話ししようと思います。
投資信託って何?
投資って聞くと、最初の私のイメージは株でした。
投資信託については名前は聞いたことがあったものの、あまりよく知りませんでした。
投資信託って何?というのを一言で説明すると、
いろんな金融商品の詰め合わせです。
金融商品には、
などがあります。
私たちが「投資」すると聞いたときにイメージするのは、どこか一つの会社の株を買ったり売ったりするとか、どこかの不動産を買うとかではないでしょうか?
投資信託はそれぞれ一定の判断基準によって選んだものを少しずつ詰め合わせたものです。
例えば株、債券、不動産などをそれぞれ詰め合わせたものもあれば、全世界中の株のみを詰め合わせたものもあったり、日本の株のみを詰め合わせたものもあります。
投資信託の最大の特徴は、
ごく少額から幅広く分散投資することが出来ることです。
投資信託最大の武器!分散投資ってどうして大事なの?
老後資金2000万円問題で金融庁が出した報告書には資産を作るためには長期・積立・分散投資が重要であると書かれています。
長期で積立することが重要であることは複利の記事でもお話ししました。
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複利の力を活かすためには、今すぐに資金がなくても少しずつ積立することが大事でした。
では何故分散が重要なのでしょうか?
例えば私たちがどこか1つの会社の株を買ったとして、もしその会社が潰れてしまえばその会社の株の価値は0円になってしまいます。
使えるお金の全てをこの株に使っていたら、会社が潰れた時点で全てのお金を失ってしまいます。
では使うお金をちょっとずつ分けていくつかの会社の株を買ってみたらどうでしょうか?
どこか1つの会社が潰れたら、その分のダメージは受けますが他の会社にお金を分けている分ダメージは少なくなりますし、もし他の会社の株の価値が上がっていたら潰れた会社の損失分をカバーしてくれるかもしれません。
お金を1つの会社の株に集中させれば、株の価値が上がれば大きな利益を手にすることが出来ますが、価値が下がったり、倒産すれば大きな損失を被ることになります。
私たちは大事な資産を増やしていかないといけないため、分散はとても重要になります!
何故投資信託で資産は増えるの?
一口に投資信託と言っても、2020年4月の時点で日本で作られ、運用されている投資信託はなんと5966本もあります!
このすべての投資信託が資産を増やしてくれるというわけではなく、長期での資産形成に向くのはごく一部だけです。
私たちが長期で資産を増やしていくために運用するべき投資信託は、インデックスファンドというものです。
このインデックスファンドとは、世界中の株や債券などの指数(インデックス)に値動きが連動する投資信託です。
では何故インデックスファンドに投資すれば資産が増えるのでしょうか?
インデックスファンドは、その国全体の株価や債券などの平均の推移に連動する投資信託です。
日本の株価に連動するインデックスファンドを買えば、日本の経済の発展や後退に連動して値動きします。
アメリカの株価に連動するインデックスファンドを買えば、アメリカの経済の発展や後退に連動します。
そして全世界の株価に連動するインデックスファンドを買えば、全世界の経済の発展や後退に連動していきます。
「インデックスファンドを買う」ということは、その国の、ひいては全世界の経済の発展を信じているということになります。
何故これから長期に渡って、世界の経済は発展していくと言えるのでしょうか?
それは、世界の人口がまだ増え続けるからです。
人間には欲望があります。
いいものを食べたいし、広い家に住みたいし、好きなものを買いたいし、旅行にも行きたい。
私たちも、自分の欲が何か一つ満たされてもまたどんどん次の欲が出てくることは経験していると思います。
人々は今よりもいい生活をするために働き、消費します。
そしてそれは経済の発展を促していきます。
世界の人口はまだこれからも増え続け、2050年には90憶人を突破します。
国連の資料でも、少なくとも2100年まで人口は増加するとの予測がついています。
つまりは、
インデックスファンドを使って全世界の経済の発展に投資をしていけば、
私たちはその恩恵を受け、資産を増やすことが出来るのです。
今回は投資信託がそもそも何なのか?ということと、
投資信託で長期的に資産を増やすってどういうことなのか?についてお話しました。
次回は投資信託が何故初心者にオススメなのか?についてお話しようと思います。